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プロムナードのある交歓の場

                                                                         

 

  (株)バウ設計集団 当真なな子                                                 2013.6.14
 

 

 那覇市松尾にある八汐荘が、老朽により5月いっぱいで53年の歴史に幕を閉じました。

八汐荘は教職員の為の共済会館で、当時県教職員共済会の理事長であった屋良朝苗元知事が文部大臣への要請により建設が実現。離島からの教職員の宿泊や結婚式など宴会などにも利用されたそうです。

 

●現存の八汐荘。宮里栄一氏による独創的な建物。

 

card_img01.jpg

 

そして今回八汐荘の建て替えに伴う「社団法人沖縄県教職員共済会本部会館計競技」が行われ、2013年5月28日の結果発表にて優秀賞をいただきました。

最優秀賞には惜しくも届かなかったものの、私にとって初めての設計競技。

スタッフが団結し、構想の末いただいた優秀賞は筆舌に尽くしがたいものがありました。

 

今回のテーマは  『プロムナードのある交歓の場』 。

 

 ●外観イメージ。

共済会本部会館_外観ボリューム.jpg

 

計画の主な趣旨は、来訪者に対して「わかり易く開放的な構成」とすることです。

会館へのアクセス導線としてのプロムナードに設けている「アマハジキャノピィ」 は、外界としての街と会館との接点として両者を結び合わせる役割を担います。

 

プロムナードは街に解放された領域と考え、街を往来する人達が歩道代わりに安全路 として利用されてもよしと考えます。

ロビーやラウンジ空間および食堂の表情を際立たせて、ひとつの「街並み」を演出するように構成しています。

 

また、日射対策として「PCコンクリート格子+押出形アルミルーバー」で構成するブリーズソレイユをその全面に設置することで、省エネと快適な居住空間を確保するようにします。

デザイン的に何かしら沖縄らしい要素を取り入れたいと思い、格子内に伝統織物であるミンサー織りを所々に体現しています。

 

 

 ●メインである 「プロムナード」イメージ。

プロムナード_階段着色-10_H25.5.jpg この度は建設実現には至りませんでしたが、優秀賞の喜びと共に他の設計事務所の方々の作品から斬新なアイデアやデザイン、プレゼンの表現方法等を学ぶことが出来、私にとって大変意義深い設計競技となりました。

今回の設計競技の経験をふまえ、次回に繋げて更なる飛躍を目指したいと思います。

2013/06/14