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株式会社バウ設計集団|Info|

はじめての子育て

㈱バウ設計集団 亀崎さちえ

2012.3.19

昨年の夏、私は第一子を出産した。

初めての子育てに四苦八苦しながらも楽しく過ごしている。

小さな子どもとの時間の中で、家づくりについて色々と思うことがある。

bed.jpg新生児の赤ちゃんは、一日に数回ウンチをする、その度にお尻を洗うのだが、毎回浴室にいって、シャワーの水温調整をして、私のズボンの裾をめくって・・・お尻を洗うまでにやらなきゃいけないことが多すぎる。洗面室に少し大きめの洗面器にサーモスタット付シャワーヘッドがついていれば、片手で適温の水をだし、足もぬれずにパパっと洗え、さらに新生児のお風呂のバスタブとしても使える大きさであれば、とても便利だと思う。

越してきた時から昼白色の蛍光灯がついていて、切れたら電球色にしようと思っていた。ところが、寝返りするまでの赤ちゃんは天井ばかりみている。昼白色だとギラギラして眠りにくいかもしれないなと思い、すぐに電球色のやさしい灯にかえた。

 

子ども中心の生活の中で、家事をこなすことは大変なこと。子どもが寝てる間に、一人で遊んでいる間に...ふとした時にパパッと済ませたい。よく思うのが、「対面キッチンだったらなぁ」と。私が住んでいるアパートはひと昔前の間取り。もちろんキッチンは対面式ではないし、洗面室(脱衣所)もない。

子どもができ食事にも気を使うようになったのもあり、時間をかけたい時もある。目が離せない今の時期に、子どもが遊んでいる間は、背を向けて料理することは無理だし、寝ている間は、ちょこちょこ後ろを振り返って様子を見ながら料理すると、ソワソワしてなかなか料理に集中できない。これが対面キッチンだったら、子どもから目を離さず、安心して料理や片づけができるのになぁと思う。

 

息子はあっという間に8か月になり、はいはいを2、3歩+つかまり立ちができるまでになった。とは言っても、2本の足でぐらぐらしながら何かにつかまっていても、そのまま後ろや前に倒れることもよくある。その時、そっと手をだしてあげたいけれど、毎回そういうわけにもいかず、床に倒れたり、壁に頭打ったり、家具にぶつかったり...と、本当に目が離せない。でも、床が畳や柔らかい性質のフローリングだったり、壁が木の素材だったり、ちゃぶ台のように角のない木製の家具だったりすると、ちょっと肩の力をぬいて、子どもと接することができる。

最近はアルミサッシのクレセントをカチャカチャするのが好きで、ぐらぐらして立ちながらも遊んでいる。この時も、アルミの框に倒れて頭を傷つけないかヒヤヒヤしながら側で支えている。前に住んでいた古い住宅は外部の窓が木製だった。あの頃は、隙間風や埃などが入って大変だったけど、いまとなれば、木製窓もありかもと思ったりもする。

離乳食が始まり、ダイニングテーブルの椅子に子ども用のイスをセッティングしている。住宅のプランをする時、ダイニングを気持ちいい場所にすることを常に頭においている。この子が大きくなって、この椅子に座って、食事をし、一日の話をしたり聞いたりするだろうな・・・と思うと、この部屋に窓があって、いい景色がみえて風がながれていたら、とても気持ちいいだろうな。と想像したりもしてしまう。

家での子育てに使えるな!と思うものが、障子戸と鏡。

テレビのある部屋と、ベットのある部屋が続き間で、障子で仕切っているのだが、この障子がとても活躍している。子どもを寝かしつけた後に、TVをみたり、ゆっくりする時でも、障子を閉めれば電気をつけたままでもベットの部屋は明るくならないし、寝ている子どもの様子もすぐに感じ取れる。引戸だから開け閉めの際に音もでないから、神経使わなくていい。しかも、日中は一つにまとめて広く部屋をつかえるし、子どもが障子の紙をバンバン叩いて、破って、遊び道具にもなる。破れたところから私が覗けば大喜び。破れた障子紙は、ひと格子ずつ和紙を貼ってしまえば、大きな作業にもならないですむし、一枚の障子戸に変化があって面白い。

そして鏡、少し大きめのサイズを床に置き固定している。子どもは鏡が好きみたいで、よく鏡の前に来る。子どもの視線の高さにあるから、抱っこしなくても、一緒に鏡の前で遊ぶことができるし、実際に私も妊婦の時にマタニティヨガをこの鏡の前でやっていた。さらに便利なのが、私がベランダで洗濯物を干している時、寝ている子どもの様子を確認できること。たまたま置く場所がなくて、床に置いた鏡がこんなにも使えるなんて思いもしなかった。今後はインテリアにももう少し色を添えて、子どもが楽しくなるような空間にしてみたいと思っている。

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子どもを遊ばせていて、「あれもダメ、これもダメ」とダメばっかりは言いたくない。ベビーサークルなどにいれて閉じこめたくもない。子どもが自由で思いっきり遊びまわり、好きなことができるようにしてあげたい。そのために物が安全であるように準備することが重要で、家の間取りやちょっとした工夫によっても親の気持ちにゆとりをつくることができて、子どもに対してよい環境をつくることができると思う。

 私にとって子育てという貴重な体験は、これからの住宅の設計で大いに影響させられるものになると思う。自分の経験を活かし、お手伝い、提案ができるといいなと思う。

2012/03/19

沖縄型住宅をめぐって

沖縄型住宅をめぐって   

㈱バウ設計集団 内田栄司  2010.08.18

 

 

こと沖縄に於いてはご存知の通り長年に渡り、コンクリート住宅が8割以上を占めてきている。

私共の事務所でも、基本をコンクリート造に置いている。

住宅設計依頼に来られる方も、100パーセントと言えるほどにコンクリート造を暗黙の了解のごとく、それを前提に相談にやって来られる。

しかし、コンクリート造が理想の工法と了解しているわけでは勿論無いわけで、ご承知の通り気候風土上のいくつか大きな課題を抱えつつも、総合的に選択している訳である。

 

ところで、こうした住宅の工法を越えて、最近「沖縄の気候風土」云々以前の、私にとっては驚くべきとでも言うべき現象が出てきている。

私が「げんこつハウス」とか「グーの住宅」と呼びなしているそのもののスタイルの住宅である。

私自身としては、沖縄の住宅をどこまで「パー」にできるか思い悩んで来ているのに、いとも明るく「グー」なる形態で出現し、正直戸惑いを感じているところである。

ジャンケンの「グー」「チョキ」「パー」を建築のタイプ識別指標のひとつとして考えている事なのですが、「パー」は手のひらを大きく開いた開放的なスタイルで、「グー」はそのまったく正反対のものになるわけです。

 

genkotsu1-2.jpg genkotsu2.jpg genkotsu3-2.jpg

 

暑くてやりきれない時は、開いて風通しを計り、涼しくしたくなりましょう。逆に寒くてしょうがなければ、身を丸めて熱を逃がすまいとしてしまいます。「住まいは夏を旨とすべし」と言われるこの日本で、ましてやこの沖縄でなぜ「グー」が受け入れられてしまうのか?

「気候」も「風土」も関係ない、ユニバーサルスタイルと言えば聞こえが良いが、いまさらのモダニズム的発想の極限的姿が。

私としては不思議と言うか、ほとんど驚きなのです。それを発想する人がいること、しかもそれを受け入れる人がいるという事が。

皆さんはどのように思われるでしょうか。

 

まあそこまで行かなくても、沖縄の住宅建築の傾向は、ここ十数年間に可也変化してきたと思います。沖縄の住宅はかくあるべきだという確信的風土論は見失われ、「モダーン」と言うか、格好をつけ易いためか「ミニマル」と言った方向が最先端的に主流になっていると言えましょう。

窓に小庇さえ無い「デザイン主義」とでも言うべきスタイルが幅をきかせつつ、ユーザーもその傾向を求めているのか、恐らく受け入れているとさえ言えるのではないか。

暑ければAC効かせれば良いし、何が問題なのと言う程度の話なのかも知れません。

もはや「気候」とか「風土」だとか問題にする事態では無く、「AC無しで暮らせる家作り」とかいうテーマや興味は絶滅危惧種なのかも知れない。

 

それでも、しかし、「しかしそうでは無い」ということを、原則論として「気候風土」をたゆまず考えて行くべきだと私は言いたい。

図らずも今回の東日本大震災と福島原発大災害の結果停電と電力不足が生じ、生活は大きく混乱した。現代生活の虚構性が露呈した結果、一見便利に見える今の生活環境に大きな疑問・疑念が生まれたと言える。オール電化とはなんだったのかとか、AC頼りの住まいの脆さとか、高層居住の恐怖とか、様々な事態がみんなの意識に「住まう事の原点」を見直させたともいえる。

 

私はそうした物理的な問題も大切な観点ではあるのですが、もっとメンタルな側面を見逃してはならないと感じてきました。例えば住まいにおいて、季節の変わり目というものは、AC漬けの中では捕らえ切れないものがあり、この季節の変わり目を「感得」することこそ、生物としての人間の根源的な「生の喜び」そのものだということです。このことを失っていては、人生の大損失であると言う事を改めて思い返して欲しいのです。

私の敬愛するイギリスの宗教哲学者故ジョン・クーパー・ポウイスによると、人生の中で、詰まるところもっとも肝心な事は、「自然を味得すること」に尽きるとの結論に達したと。人の幸福はこの「自然を味得する」ことが日常生活上に於いてあるかどうかで決まるとさえ言うのです。

ここで言う「自然」と言うのは、どこか遠いところの海や山の存在ばかりでは無く、日々の生活を取り巻く身近な自然が大事だと思うのです。なぜかと言うと、生きるとは日常そのものなのですから。

 

ですから、「気候風土」に合った、「自然とともに暮らせる家作り」が、やはり本当に大事な事、「古くて新しいテーマ」であると思わざる得ないのです。

 

2012/01/21

ミルコマンション浦添学園通り第二 着工しました

ミルコマンション浦添学園通り第二 着工しました

http://www.milky-estate.jp/mansion/urasoe_gakuenst2/info/

2012/01/21

ホームページリニューアル

ホームページをリニューアルしました。

2011/12/22

南島・沖縄の建築文化

南島・沖縄の建築文化に宜野湾市仲本邸が取り上げられました。

2011/11/22